- Webマーケ会社から内定貰えたけど、入社前に覚えておいたほうがいいことはある?
- 副業で広告運用を始めたいと考えているが、未経験で何から学べば良いのかわからない
上記のような疑問にお答えします。
Web広告を運用するには、さまざまな用語を理解しておく必要があります。
きちんと理解しておかないと、誤った使い方をして恥ずかしい思いをしたり、会議の話についていけなくなってしまいます。
そこでこの記事では、初心者が覚えておくべきWeb広告の基礎用語をご紹介します。
これから広告運用を始めたいという方は、ぜひ参考にしてください。
数値指標に関する用語
Web広告の効果を測定するために、さまざまな数値指標が用いられます。
指標の意味を理解し、適切に活用することで、Web広告の成果を高めていくことができます。
表示回数
広告がユーザーの画面に表示された回数です。
表示回数が多いほど、広告の露出度が高いという判断となります。
クリック数
広告がクリックされた回数のことです。
Webサイトで成果を出すには大前提でアクセスを集めなければいけません。アクセスを集めるため、Web広告においてはまずクリックを集められるような施策を実施していきます。
CTR(クリック率)
表示回数に対するクリック数の割合のことです。
CTRが高いほど多くのユーザーに興味を持たれているということなので、広告文のパフォーマンスが高いという判断となります。
CPC(クリック単価)
広告が1回クリックされた時に発生する費用です。
CPCは広告主が設定した単価上限と、広告の入札オークションによって決まります。
CV(コンバージョン)
広告主が定めたWeb上の目標のことです。
例えば、ECサイトでの商品購入や高額商材の資料請求などがCVとして挙げられます。
CPA(コンバージョン単価)
CV1件あたりの獲得単価のことです。
CPAが低いほど、広告の費用対効果(ROI)が高いことを示します。
ROAS(費用対効果)
広告費に対する売上の比率です。
ROASが高いほど、広告による売上拡大効果が高いことを示します。
広告の種類に関する用語
Web広告には、大きく分けて「リスティング広告」「ディスプレイ広告」「SNS広告」の3種類があります。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードに合わせて表示される広告です。
例えば、あなたが「フィットネスジム」と検索した場合、フィットネスジムに関する情報やサービスを提供する企業の広告が表示されます。
リスティング広告は、能動的に検索行動を起こしたユーザーにアプローチできるため、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)が高い傾向にある広告です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの画面上に表示されるバナー形式の広告です。
例えば、あなたがニュースサイトを閲覧していると、画面の右側にバナー広告が表示されたとします。その広告がディスプレイ広告です。
ディスプレイ広告は、ユーザーの興味や関心に合わせて広告を表示できるため、認知度向上やブランディングに効果的な広告です。
SNS広告
SNS広告とは、SNSのタイムラインやフィードに表示される広告です。
代表的なSNS広告には、後述するMeta広告やTikTok広告などが挙げられます。
SNS広告は、ターゲティングの精度が高く、ユーザーの興味関心に合わせて広告を表示できるため、認知度向上からコンバージョン(CV計測)獲得まで、幅広く活用することができます。
PPC広告
PPC広告とは、Pay Per Clickの略で、クリック課金型の広告を指します。
広告が表示されるだけでは費用は発生せず、ユーザーがクリックした時のみ費用が発生する広告です。
Google広告
Googleが提供する広告サービスのことです。
日本で最も利用者が多いGoogle検索エンジンの検索結果や、Googleの提携するWebサイトに広告を配信できます。
リスティング広告やディスプレイ広告、動画広告など、さまざまな種類の広告を提供しています。
Yahoo!広告
Yahoo!が提供する広告サービスです。
Googleと同様、リスティング広告やディスプレイ広告を配信できます。
また、ディスプレイ広告については、配信先を指定することにより、Yahoo!JAPANトップページの一番大きい広告枠にバナーを配信することも可能です。
YouTube広告
YouTubeに配信できる広告です。
動画の間に差し込まれる広告や、アプリのトップに掲載できるバナー形式の広告など、YouTube内のさまざまな配信面に広告を出すことができます。
リスティングやディスプレイと違い、動画形式の広告で情報を多く伝えられるので、認知獲得やブランディングに適しています。
Meta広告
Meta広告とは、Meta(旧Facebook)の広告サービスです。
FacebookやInstagramなど、Meta社が提供するSNSに広告を配信できます。
機械学習の精度が高いので、ターゲット層に効率的にアプローチすることができます。
X(Twitter)広告
X(Twitter)内に配信できる広告です。
テキストや画像、動画など、さまざまな形式で広告を出稿できます。
条件を満たしていないと配信できないので、X広告を活用したい方は下記の記事をご参照ください。
TikTok広告
TikTokアプリ内に配信できる動画形式の広告です。
若年層の利用者が多いTikTokに配信できるので、コスメやダイエット商材の広告宣伝に向いていると言われています。
ターゲティング手法に関する用語
ターゲティングとは、広告を表示するユーザーを絞り込むことです。
商材のターゲット層に合わせて配信を行うことで、広告の成果をより効果的に向上させることができます。
キーワードターゲティング
広告主が設定したキーワードと、ユーザーが検索したキーワードがマッチした際に広告を表示するターゲティング手法です。
ユーザー属性ターゲティング
ユーザーの年齢、性別、居住地、興味・関心などに基づいて広告を表示するターゲティング手法です。
ディスプレイ広告やSNS広告におけるターゲティングは、ユーザー属性ターゲティングが基本となります。
例えば、”20代女性にのみコスメの広告を配信する”みたいなことができます。
アフィニティカテゴリ
ユーザーの興味・関心に基づいて広告を表示するターゲティング手法です。
例えば、”旅行に興味のあるユーザーをターゲットにした旅行関連の広告を表示する”などができます。
コンテンツカテゴリ
ユーザーが閲覧しているWebサイトやアプリのカテゴリに基づいて広告を表示するターゲティング手法です。
”ファッションに関するWebサイトを閲覧しているユーザーに広告配信する”といったことが可能となります。
プレースメントターゲティング
特定のWebサイトやアプリに広告を表示するターゲティング手法です。
リマーケティング
一度自社のWebサイトを訪れたユーザーに再度広告を配信する手法です。
自社の商材に興味関心を示し、ページを閲覧してくれた人に対してアプローチできるので、CVを獲得しやすい手法となります。
ただし、配信しすぎると「広告疲れ」が起きる場合があるので、注意しましょう。
類似ターゲティング
既存顧客と傾向の似たユーザーに配信できるターゲティング手法です。
コンバージョンに繋がりやすいユーザーを、効率よくWebサイトに集客することができます。
まとめ
用語を理解することで、広告運用をより効果的に行うことができます。
本記事では、Web広告の基本的な用語を解説しました。
- 広告の種類(リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告など)
- 数値指標(表示回数、クリック数、CTR、CPC、CV、CPA、ROASなど)
- ターゲティング手法(キーワードターゲティング、ユーザー属性ターゲティング、アフィニティカテゴリ、コンテンツカテゴリ、プレースメントターゲティング、リマーケティング、類似ターゲティングなど)
ここまでご紹介した用語を理解することで、Web広告の目的やターゲットに合わせた効果的な運用が可能になります。
これから広告運用を学び始めるという方は、ぜひ本記事で解説した用語を参考にしてみてください!
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